ともみらブログ

楽しい事とは何か!楽しみ系追求ブログ!

オリンピックまでを楽しもう!(体操競技編)

好きな競技は何でしょう?

ど~も!

ともみらです。

 

" 2020年 "の " 東京オリンピック " が近づいてきましたねぇ!

スポーツが盛り上がってます。

 

皆さんは、何のスポーツに注目していますか?

ともみらは、" 体操競技 " が好きなんです。

f:id:tomomira:20191005221517j:plain

ダイナミックな技に注目!

オリンピックの前哨戦として、" 世界体操 " が 10月8日 から始まります。

是非!見て下さいね。

 

と言っても、なかなか "見どころ" だったり、"ルール" だったり、

わかりませんよね?

 

大丈夫です!

このブログ記事を見れば、ある程度は理解できるようにしてみせます!

 

というのは、体操競技は、奥が深く、ルールが難しいところもあるのです。

採点競技というのも、ますます難しくしています。

まずは、わかりやすくて興味を持ってもらうことが大事です!


まず、

今年は、絶対王者だった " 内村航平選手と、床のスペシャリスト " 白井健三 "選手が代表に入れていません。リオ代表が一人も入っていないのです。

 

おぉ~!

世代交代か??

 

その代わりに " 谷川兄弟 " とか " 高校生代表の橋本 "  選手という新しいメンバーが代表入りしてきましたね。

 

やっぱり世代交代か??

って思うじゃないですか、徐々に説明しますね。

 

まず、体操競技" 前提知識 "  をわかりやすく!

 

体操競技とは

いつ始まったのかという一般知識は、他でも情報がたくさんあるので、ここでは説明しませんが、" 日本のお家芸 " と言われています。

 

" 体操日本 " と言われた時期から、一度、" 低迷 " しました。

 

ともみらが子供の頃は、旧ソビエトが強すぎて、オリンピックに出るより、国の中の代表になる方が難しいと言われた時代でしたし、強い国の選手に、みんな憧れるのです。

 

そこから、日本は、ジュニア世代の強化に乗り出します。

 

" アテネオリンピック "" 団体金メダル " を取りましたよね。

栄光の架橋だぁ~ は有名はフレーズですよね。

 

若かりし頃のともみらは、今と同じく " ITインフラエンジニア " をしていました。

まだまだ " ペーペーメンバー "  だった頃で、サーバ や ネットワーク の 24時間365日 の監視メンバーをしていて、アテネオリンピックの当日は、前日から夜勤シフトの為に体を慣らす目的もあって、寝ないでオリンピックを見ていました。

朝方、" 金メダル " が取れそうだったので、超眠そうな " カミさん "を無理やり起こして、喜んだ記憶があります。

 

その後、絶対王者 " 内村航平 " 選手を中心に、" リオオリンピック " では " 悲願の団体金メダル " を取りました。

 

個人でも、ロンドン と リオ で " オリンピック 2 連覇 " を達成しました。

 

特に リオ では、" 逆転での優勝 " でしたので、多くの人の記憶に残っていることでしょう!

 

2020年は " 東京オリンピック があるので、日本の " 代表選考も激化 " することでしょう。

 

体操競技の種類

体操は、" 団体 "" 個人総合 "と" 種目別 " があります。

 

団体総合とは

  • みんなでがんばろぉ!

他の団体競技と違うのは、団体とはいえ、一人ずつ演技します。

なので、厳密に言うと、個人種目ではありますが、バトンをつないでいくというイメージから "駅伝" をイメージするとわかりやすいでしょう。

 

個人総合とは

  • オールラウンダーを決める!

すべてが  " 1位 " じゃなくていいんです!

" 2位 " じゃだめなんですか?  " 2位 " があってもいいんです。

全部の合計で  1 位 だったら優勝です。


種目別とは

 " 専門職 " です。その種目のみ " 超得意 " って人が優勝します。

 

学校で例えると、

  • クラス全員の合計点が一番高いクラスが金メダル(団体総合)
  • 全教科の合計点が全クラスで1番 (個人総合)
  • 国語だけがダントツで1位。だけど他は微妙 (スペシャリスト)

みたいな感じです。

 

種目数について

 

ちなみに、よく間違われるのは、" 男子の平行棒 " " 女子の段違い平行棒 "

カミさんの友達は、男子の平行棒を見た時に、「リハビリで使う大きいやつ」って
言ってましたが、そういう覚え方でいいでしょう。

 

点数のつけ方
  • 技の難しさを評価する D スコア(上限無し)
  • 技のきれいさを評価する E スコア (10点からの減点方式)

 

という " 2 つの評価 " に分かれ、その " 合計点(D+E) " で競います。

 

10点満点!というのは、遠い昔のことで、今は、14点~16点 の間が、トップ選手の証 だと思ってもらえればよいです。


簡単に言うと、難しい技をやればそれだけ点数は稼げるけど、失敗したら減点するよ!

っていうことになります。だから、バランスも大事になってきます。


ともみらさぁ~ん!

じゃあ、難しい技を " バンバン" やって " 加点 " すれば、

減点は気にしなくていいんじゃない~

 

攻めなきゃねぇ~!

人生も体操もぉ~

 

はい!終了です!

そんな簡単なことではありません。

 

現在は、減点がとても厳しい のです。

 

一歩動いたら、0.1点減点というイメージはあってますが、大きく一歩動いたら、0.3点も減点されます。

 

着地が止まっても、めちゃくちゃ前かがみで何とか止まった着地は減点されます。

 

倒立(逆立ち)してる時に、肘が曲がっても減点されます。

 

鉄棒で離れ技して、鉄棒をつかむときに、手も肘も伸ばしてつかめば減点なしですが、少しでも肘が曲がったりしたら、減点されます。

 

なので、戦略が必要なのです。

 

2人の選手の例を考えてみましょう。

 

A選手は、イケイケ選手で難しい技をやりたい派!

攻めるのみで、少しぐらい汚い演技でもよいと思っている。


B選手は、危険を回避して、安全な技をやりたい派!

きれいな体操を目指し、ミスを少なくしたいと思っている。

 

世界基準では、Dスコアで " 7.0 "  を取れる選手は、ほとんどいません。

ここでの例では、MAXとして Dスコア を " 7.0 点 " にしています。

 

Eスコアは、それほどの " 高難度な技をを完璧に決められる " 選手も "ほぼ" いないでしょう。

通常は普通に演技を通すと " 7点台 " です。ちなみに " 8点台" を出せれば " 一流 " です。9点台が出るのは、"超一流" です。

 

(例)
A選手
  Dスコア :  7.0点
  Eスコア :  7.0点
  合計                14.0点


B選手
  Dスコア :  6.0点
  Eスコア :  8.5点
  合計                14.5点

 

というイメージでいかがでしょうか。

 

必ずしも、難しい Dスコアが高い選手が勝てるとは限らないのす。

バランスを考えて、Dスコアを少し抑えて、Eスコアで勝負できるのです。

 

日本では、白井選手が Aのイメージで、内村選手が Bのイメージですね。

ただし、最近では、白井選手も Bのイメージの方にシフトしています。

 

それだけ、難しい技をやればよいというものではなく、綺麗さも求められるようになっているのです。

 

審判のイメージ

ともみらの勝手な審判のイメージですが、審判には、

  • Dスコアを見る審判 (技の難しさを評価)
  • Eスコアを見る審判 (技のきれいさを評価)

がいます。

 

Dスコア は、" 加点 " を見つける人です。

Eスコア は、" 減点 " を見つける人です。

 

だから、なんとなく、

 

Dスコアは、良いところを見つけてくれる人(良い人)

f:id:tomomira:20191005223328p:plain

Eスコアは、悪いところを見つけてくれる人(悪い人)

f:id:tomomira:20191005223622p:plain

というような勝手なイメージを持っています。

 

そういう見方もおもしろいですよ。

 

演技の構成はどうなっているの?

体操の演技構成はどうなるのかと言うと、

 

跳馬は、走って飛んで、技をやって着地するので 1つの技での演技構成ですが、その他の種目は、10種類の技を組み合わせて演技をすることになります。

 

・床、あん馬、つり輪、平行棒、鉄棒

 10種類の違う技を組みあわせて演技

 10種類以上の技をやってもOKだが、難度の高い順から10個の技となる。

 

跳馬

 1つの技で演技

 

技の難度(難しさ)について

簡単な " A難度 "  から、超難しい " I 難度 "  まであります。

  • A難度:0.1点
  • B難度:0.2点
  • C難度:0.3点
  • D難度:0.4点
  • E難度:0.5点
  • F難度:0.6点
  • G難度:0.7点
  • H難度: 0.8点
  • I 難度 :0.9点

 

なので、

" A 難度 "  0.1点 の技を 10種類やった場合、" 1.0点 " が Dスコアになります。

 

極論ですが、

" H 難度 "  0.8点 を 10種類やった場合、" 8.0点 " となりますが、そんな選手は見たことがありません。

 

大体、組み合わせで、" 最高でも 7.0 点 " ぐらいです。

日本代表でも、Dスコアは 5点台後半~6点台です。

 

10種類の技が全て最高難度だった場合、体力的にも精神的にも、相当な負担です。

ただ、こんな構成はできませんので、 超難しい技 ( G , I ) と、難しい技 ( E , F ) と、普通の技 ( C , D ) との組み合わせで勝負するのです。

 

昔は、" C難度 "" 最高難度 " だった時代は、それよりも難しい技をすると、" D難度"  がなかったので、" ウルトラC " とか呼ばれていました。その時代からの技の進化は目覚ましいものがあります。

 

体の姿勢も難度に影響します。

抱え込み(膝を曲げる)よりも、屈伸姿勢や、伸身姿勢の方が難度が上がる


連続技だと加点される

同じ技の連続だったり、異なる技の連続で加点がもらえます。

 

厳密にはいろいろありますが、簡単に説明すると、

仮に 床演技で " 前回り " " A難度 " とします。

これを " 連続 " でやると " 加点 " がもらえるのです。

 

A+Aで連続して 0.1 の加点 とかね。この場合、2回目の A は B に格上げされます。

 

前転してから、すぐ前転!

連続攻撃だなぁ~!

よし!点数をあげよう!

ってことになるのです。

 

八百屋でオレンジ 1 個買おうか、2 個買おうかって迷ったあげく、2 個(連続)買ったら、八百屋のオヤジが、もう 1 個おまけ(加点)しとくわ~って感じです。

 

技の名前はどうやってつけられるの?

世界で初めて国際大会で成功 した時に名前がつけられます!

 

ポイントは、以下の2つになります。

  • 世界で初めて行う
  • 国際大会で成功

なので、日本国内の試合ではダメで、代表になって国際大会で披露しないとダメなわけです。

 

だから、白井健三選手は、日本代表で国際試合に出て、自分の名前の技をたくさん持っているのです。

 

ちなみに、意外かもしれませんが、内村選手は " ウチムラ " という自分の名前のついた名前の技を持っていません。

 

これは、失敗しない " きれいなオールラウンダー " 選手である 内村選手 にとっては当然のことで、体操は 6種目の合計で競うものだから、失敗のリスクのあるスペシャルな技は必要ないのです。(本音はやりたいと思いますが...)

 

だから、将来的に全種目ではなく、個別の種目に集中するようになったら、いつの日か名前のつく技が生まれるかもしれませんね。ともみらは密かに楽しみにしています!

 

おそらく年齢的に " 6種目 " は厳しい と判断した時に、種目を絞ることができるなら、実現する可能性が高いと思っています。

あれだけのセンスをもった選手ですからね。内村選手であれば、鉄棒での技にチャンスがあると思っています。

 

すごい " 特殊能力 " があるとしましょう!

白井選手の床の技の代名詞でもある " 4回ひねり " を 遥かに超えてしまう " 5回ひねり " だけが異常に得意だったとしましょう。

 

もうよくわからん " 地球外生命体 " みたいな人がいて、技の名前に " こだわり " があったしましょう。

 

おいらは" 巻き巻きタイフゥ~ン " とかつけたいなぁ~

とか思っても名前をつけることができないのです。

まあ、名前も適当すぎると許可できないと思いますが・・・

 

わかりやすく言うと、骨董品屋で 名刀 と言われる 刀 よりも、遥かに形も切れ味も輝きなどもあり、全てが素晴らしい 刀 があったとしても、展示会 などに 出品できなければ、世の中では 名刀 と呼ばれることはないのです。ちょっと違うかな・・・まあ、そんな感じです。

 

東京オリンピックへの考察

本当に " 世代交代 " はあるのでしょうか?

確かに10月から始まる " 世界体操 " は、新しい顔ぶれです。

 

でも、それは 日本のレベルが高い からです。

社内人、大学生がメインになるでしょうが、実は高校生にも良い人材がいるのです。

 

あと 1 年 の間に、若い人は飛躍的に伸びたりしますよね。

だから、代表選考がとても楽しみです。

 

世代交代については、いろいろな意見もあるでしょう。

 

ただ、ともみらが考えるには、内村選手は代表に入ってくる と考えています。

 

理由としては、

  • 東京オリンピックが " 集大成 " でモチベーションが高い!
  • ・年齢は " 31歳 " となるが、いままでの国際経験が半端ない。経験が大事!
  • ・オールラウンダーだが、スペシャリストの能力もある!
  • ・地元(日本)開催だが、世界中にファンが多い。ホーム感が力になる!
  • ・オーラが違う!何とかしてくれるような気がする!
  • ・技術的には世界のトップレベル!
  • ・敵は年齢による衰えがあるが、何とかしてくれるのがキング!

という考えです。

 

2020年の東京五輪では " 1チーム は 4人 " となりますが、団体メンバーはどうでしょうか。

 

ともみらが考えるメンバー構成としては、

 

1.内村航平絶対王者でオールラウンダー)

2.萱和磨 (内村に次ぐオールラウンダーで切れ味するどい演技は必見)

3.谷川航(兄)(着地が強く、跳馬の技は世界レベル)

4.?


内村選手が代表に戻ってきてくれることも楽しみなんですが、実は 4 人目の選手が誰になるかも楽しみです。


普通に考えると、内村選手を倒した " 谷川(弟) " 選手 が入るでしょうが、ともみらは、今の 大学生 や 高校生 に良い選手がたくさんいるので、熾烈な代表争いに勝って、オリンピックに誰が入ってくるのかが、今から楽しみなんです。

 

さらに、東京オリンピックでは、" 種目別枠 "" 最大 2 人 " 出場できるということで、" スペシャリスト枠 " と言えば、わかりやすいと思います。

 

日本にも " 世界でメダルを狙えるスペシャリスト " がいます。

 

種目別で出るとすれば、

  • ゆか:白井健三選手(言わずと知れた " 床 " のスペシャリスト)
  • あん馬:亀山耕平選手 (知る人ぞ知る!あん馬スペシャリスト)
  • つり輪:ちょっと難しいかも。外国人のパワーが半端ないって!
  • 跳馬:米倉英信 選手(跳馬で自分の名前のついた技を持っている)
  • 平行棒:ちょっと難しいかも。中国に絶対王者がいてレベルが違う!
  • 鉄棒:宮地 秀享選手(鉄棒で自分の名前のついた技を持っている)

4種目では、かなりのスペシャリストがいます。このあたりのメンバーに注目してもらえると楽しいと思います!

 

皆さんも、自分の好きな競技について、幅広い視点で代表選手を考察してみると楽しいですよ。

 

経験も大事ですが、その時の勢いだったり、運だったり、想像できないことが起こる可能性もあります。

 

だから、スポーツはドラマが生まれるのですね!

だからこそ楽しいのです。

 

オリンピックまでを楽しもう!